- 2015年03月25日(水)
- くらし・家庭
「得意門生」(とくいもんせい)
孔家から遠くない陋巷に住んで、つましく「一箪一瓢」で暮らした顔回は「聞一知十」といわれた俊才でした。いまに曲阜の孔廟には孔宅の井戸が残り、すぐに駆けつけられる距離にある顔廟には顔回が用いたという陋巷井が残されています。
2009年に孔子は2560年記念祭を、師と30歳違う顔回は生誕2530年を祝いました。顔回は病により早世し、子路は政治家として義に殉じています。どちらも師より先に離世しています。子路の末裔も73代の仲偉堅氏などが健在です。曲阜を訪ねた折に、人口60万余の市民のうち20%が孔姓だと聞いて驚きました。