- 2015年10月28日(水)
- しごと・社会
「小国寡民」(しょうこくかみん)
ヒマラヤ山地のブータンは「国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)」を基本理念として掲げる「世外桃源」(シャングリラ)といわれる小国です。仏教国ですから老子の理想をそのまま重ねるわけにはいかないでしょうが、大国の民が失ってしまった素朴で満ち足りたうまし(甘・美)ものを伝えています。
桃源郷は世外のこととして、民衆にとっては世情が安定して将来に不安がなく、おのおのがその居に安んじ、その業を楽しむ「安居楽業」が願いです。