- 2015年11月25日(水)
- くらし・家庭
「量体裁衣」(りょうたいさいい)
身体障害者の方の体にあわせた補助器具づくりやファッションデザイナーの衣装づくりが実情を示しています。子どもたちの体形にあわせた通学用かばん(書包)も「量体裁衣」のひとつ。日本製ランドセルは丈夫で機能的ですが、画一的なことと高価なこともあって、中国ではもっと軽く柔らかい素材のものが好まれているようです。
身体障害者の方の体にあわせた補助器具づくりやファッションデザイナーの衣装づくりが実情を示しています。子どもたちの体形にあわせた通学用かばん(書包)も「量体裁衣」のひとつ。日本製ランドセルは丈夫で機能的ですが、画一的なことと高価なこともあって、中国ではもっと軽く柔らかい素材のものが好まれているようです。
話題は行政トップの汚職と摘発、VWなどドイツ車や新しいIT機器、TVの娯楽番組、スターのスキャンダル、富豪の裏話、サッカーのワールドカップなどスポーツももちろんです。軽い内容の談話や文章のタイトルでも見かけます。身近なレストランや釣り場情報といったことも話題になります。重慶にはこの名のレストランもあります。飯店での「茶余飯後」ではやや整いすぎたシ−ンですね。この時間帯をさまざまな話題で楽しめるのが、中産階級の証といえるのでしょう。
経済動向の見定めのむずかしいことは、しっかりデータ分析をした「有的放矢」であっても、百人百様の推測があることや株価変動での大衆投資家の一喜一憂の姿からも知られます。中国経済の減速、株価の暴落があって、李克強首相の発言が注目されましたが、「有的放矢」としての判断は、微調整の局面であるということでした。
さて日本経済のほうですが、安倍首相が「新三本の矢」として、希望を生み出す強い経済(GDP600兆円)、夢を紡ぐ子育て支援(出生率1.8)、安心につながる社会保障(介護離職ゼロ)を放っても、デフレ脱却の成果がえられないのでは「無的放矢」どころか、「無的放言」といわれても仕方ありません。
最近でも、インドネシア高速鉄道の日本(新幹線方式)と中国との受注合戦に「一波三折」があって日本が敗れたこと、ロシアのプーチン大統領の訪日が「一波三折」の末に延期になったこと、中国の株式市場が「一波三折」のあと暴落する局面があってもなお上昇機運はつづくとする憶測など、「一帆風順」とはいかない世の中ですから、いまでもよくさまざまな場面で用いられています。